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マインドフルにヨガを楽しむ

こんにちは 

チハルです。

 

 私は、ヨガと出会ったと同じ時期にマインドフルネスに出会いました。

マインドフルネスは「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観る」こと。ヨガの哲学もまた「今ここに、そしてありのままを受け入れ、評価判断をしない」こと。つまりヨガもマインドフルネスも哲学は同じなのです。

が・・・・何故かヨガを始めた頃は、呼吸や今に意識を向けることが難しく、他の人と比べたり、かっこよくポーズをとることに意識が向きがちです。

 私の場合は、ヨガの練習をしながら意識は外に向き、思考の渦のなかで、いい悪いの判断ばかりしていた気がします。それでもマインドフルネスの勉強が、ヨガの練習の時も「今ここに意識を向ける事」の大切さを深く教えてくれ、それが少しづつできるようになっていきました。

 

 マインドフルにヨガを練習すると、ヨガがより味わい深い物になっていきます。

その為私のクラスでは、難しいポーズの練習よりも、呼吸を感じる事、自分の身体の感覚を感じること、マインドフルにヨガを楽しんでもらうことに重点を置いています。

生徒さんが背筋を伸ばし呼吸に意識を向ける凛とした姿をみて感動します。

腕を上げるだけの単純なポーズですが、カラダの感覚を味わおうとする姿勢に感動します。

 

 マインドフルになるのは、実はとても難しいことです。
何故って・・・・私達は子供の頃より、ずっと色々評価をされ、評価をすることに慣れ親しんで育ってきました。そして常日頃より「こうあるべきだ!こうであってはならない!」と現実を否定する習慣が身についています。

 

その結果どうなるか

問題を探し始め、何かを責めます。

相手を責め、

自分を責め、

環境を責める。

 

私達の周りは情報で溢れ、心を今ここに、持ってくるのが大変な世の中です。
世の中に溢れる、予測、後悔、先入観。

今に気づけば、自分が生きている奇跡を感じられ、小さなことに感謝でき、気持ちは落ち着いていくはずです。

 

 

どんな人も完全ではありません。
完全ではないから、理解し合おうとし、許しあうことが大切です。
不完全な自分を許し、相手を許す。

ヨガの時間がそのことを思い出させてくれる時間になりますように