おはようございます。
やさしいヨガの千春です。今日は過ごしやすい一日になりそうですね。スーパーでは秋の味覚、梨♡ぶどう♡柿、そして私の大好きな栗も店頭に並び始めました。秋は肺の養生!梨、豆腐、大根など白い食材を積極的に摂取して、肺を整えて秋の風邪予防していきましょう!
さて、今日は書籍のご紹介です。いつ図書館に予約を入れたのか、思い出せないくらい長ーく待ってやっと届いたのが今回ご紹介する書籍 ”膝痛・肩こり・腰痛・糖尿病・高血圧・逆流性食道炎すべて解決「百年足腰」” です。この書籍の著者は、膝関節手術のスペシャリストで「手術の名手」と呼ばれながら「すぐには手術をしない」で有名な巽一郎先生です。スーパードクターとして有名な先生なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、書籍の中で、今回皆さんに特に共有したい箇所のみ抜粋してご紹介していきます。
その前に、この本の私の正直な感想です。「巽先生♡♡」「ヨガを通して皆さんと練習していることや、お伝えしていることが、有益なことだと確認できて本当に良かった。(^_-)」
ではここから本の内容ご紹介していきます。
医療現場で最先端の人工ひざ関節症の手術をする巽先生の病院には全国から患者さんがやってきます。1万人超の「足腰」を診てきた先生からのメッセージは、人生100年時代、100歳でも自分の足で歩き、健康寿命をかなえたいというとき、最も大切なのは「自分のからだへの意識」で、「原因を見て、それと向き合う」という意識が大切だと言うことです。。
そもそも長年にわたり、間違ったからだの使い方を続けていると、そのサインとしてからだは「不調」を訴えるようになります。膝の痛みや、腰痛、肩こり年齢を重ねればだれでも一や二つありますよね。
そのときに歳だから!っとそのままにせず、「この痛みどこからきているのだろう」「原因はなんだろう」という視点を持つことが大切で、痛いから痛み止めを飲んだり、サプリを飲んだり”結果”だけを変えることには、はっきりいって意味がないということを先生はおっしゃいます。原因がそこにある限り、結果はまた同じように再現されるからです。
原因をそのままに、逃げようとせず、”原因”をきちんと知り、取り除いていく。病気や不調の「原因と結果」に目を向ける、からだのことを知って、正しく使う!そうすることで100年でも長生きできるカラダを実現できるそうです。
暮らしの中で意識すべき大切なことが2つあると先生はおっしゃいます。!!
「姿勢を正しくすること」
「からだを正しく使うこと」
注意すべき大事なこと・・・からだが正しいバランスから崩れ、人が歩けなくなる「最初の入り口」、諸悪の根源!!は
「歩くとき、頭を前にだす」「つま先から足を着地させる」
つまり
「頭が前に来る姿勢」が「歩けなくなる」その入り口なのだそうです。
ヨガの時間、座位の安楽座のポーズ、立っておこなう山のポーズ、頭の位置について皆さんと繰り返し復習していますが、歩くときも自分の頭の位置に意識を向けることが大事だと分かります。是非今日から意識してくださいね。
そもそも頭の重量は、体重の約13%!!重いのです。50kg 体重の人だと6.5kg!! ボーリングの男性が投げるボールのような重さです!!そんな重たい頭が骨盤を延長した肩の上に載っていれば問題無いのですが、少しでも前に出ると、肩の筋肉がそれを支えることになります。(^_^;) 頭が10度傾けば筋肉群への負荷は2倍!!頭が前にでることの弊害は首、肩、背中、腰、股関節、ひざ、足先まで影響を及ぼします。つま先があげにくくなると、道路や床の小さな突起にもつまずき前に転倒しやすくなります。頭の位置に意識を向け、正しい姿勢で歩きましょう!!
書籍の中では、年齢をかさねたら得に意識すべき4つの筋肉が、長生き筋肉として紹介されています。そのトレーニングの仕方も紹介されていますが、結構レッスン中にやっていること類似する!!(^_-)ので、ここでは割愛します。ご興味ある方かは是非先生の本をご一読ください。
では意識すべき4つの筋肉=長生き筋肉とは・・・、
- 内転筋(太ももの内側についている筋肉で、足を閉じる働きをする)内転筋が弱ると、がに股になり、O脚が加速する。股関節やひざ関節に一層の負荷がかかり、「変形性ひざ関節症」が進行する。内転筋は「骨盤底筋群」とも連結しており、内転筋が衰えると、悲しいかな・・・骨盤底筋群も共倒れになり、尿トラブル、脱腸、子宮脱が引き起こされることもある。
- 大腿四頭筋(太ももの前側についている筋肉)カラダの中で一番大きな筋肉で、膝を伸ばしたり、股関節を曲げたり、歩行をはじめとする日常生活のさまざまな動作に大きく関与する大切な筋肉
- 腹筋 腰の骨は背筋と腹筋が支えています。腹筋が落ちると腰を形成する腰椎の1つ1つが前後にぐらぐらし始め、腰痛(脊柱管狭窄症など)が起こります。現代生活の中で腹筋は容易に落ちていき、使われない腹筋は脂肪に変わります。腰椎を安定させるにはからだの前側の腹筋と背筋が欠かせません。
- 骨盤底筋群骨盤の底を覆うように存在する筋肉の総称で、恥骨、座骨、尾骨に接している筋肉で、内臓の重さを支えることをはじめ、排泄のコントロールにも関わり、ここが衰えると、尿漏れ、脱腸、子宮脱などを起こすことも。
これらの筋肉達を、「意識して使う」ことが大切であること、何故なら、「なんとなく使う」ではその状態に雲泥の差が出てしまうものだと先生はおっしゃいます。そして「使わない」というのは、「現状維持」ではなく、「衰える」一方になってしまうということだと。
将来もしかしたら色々な痛みを感じて歩きたくなくなる日が来るかもしれません。周囲の人が甘やかしてくれて、「じっとしてなさい」っと言ってくれるかもしれませんが、そんな時是非大切なことを思い出してください。
歩かない→筋肉が衰える→骨がぶつかりやすく、割れやすくなる→痛みがおさまるどころかひどくなる!!悪循環に突入
また、先生が病気を寄せ付つけない秘訣としてあげているのが・・・「めぐりのよさ」(^_-)
「気」は「血流」と違って、見えにくく、数値化できないため日本の医療現場では「気」が扱われることはありませんが、1979年にWHOは「気」の通り道「経絡」に点在している「ツボ」を活用した治療法を発表し、先生も自分で実際気功などを習い実感されたことを2つ挙げていらっしゃいます。
「気」の流れが良くなると、体は癒やされ、痛みは消える ☆
「気」の流れが滞ると、からだは重くなり、不調や病気が引き起こされる ☆ 私もとても実感しています。
さらに先生曰く、「気」は、からだの中を流れているのに、その人の「意識」と連動している。そのため、意識をしなくなると、脳からの指令が行き届かなくなるのか、「気」という電気が流れにくくなるのか・・・健康でいたいなら、頭の先から、たまに足の裏までしっかり触ってあげる、こまめに「からだに意識を向けること」そんな”気配り”が実はとっても健康には近い!っと。実はこの部分、見えない「気=プラーナー、経絡、ツボ」を重視してヨガのレッスン内容を考えている私としては、とても感動で、一番皆さんと共有したかった箇所です。
こけない、転倒しないからだになるには、足元への「意識」および大地を踏みしめる感覚で歩けていることが大事で、意識の及ばないところに、からだの不調は起き始めると先生はおっしゃいます。そのため足に意識を向けたマッサージは、足の感覚を取り戻して転倒を予防することに効果的だと。 「足指ほぐし」も書籍で紹介されています。
ヨガのレッスン中にもやっている「足指ほぐし」と基本同じです(^_-)。火曜日の午前50分クラスの皆さんは時間の関係で、レッスン前にお願いしている”足指ほぐし”ですが、忘れず、おろそかにせず、まずはマットを敷いたら”足指ほぐし”お願いしますね。
最後にこの書籍を通していちばん先生が伝えたいメッセージとして紹介されているのが
「薬や医者、病院に頼りすぎず、自分の体の声に耳を傾け、自分の力で不調や痛みを取り、健康になりましょう」
痛みも、ゆがみも懸命に生きた証!!からだに「おつかれさん、ありがとう」と自分の体をほめ、大切にし、おしんであげましょう!
とても勉強になる書籍でした。私の独断で抜粋した内容ですが、最後までお読み頂きありがとうございました。
皆さんが5年後10年後30年後も元気に歩けるからだでいられますように♡
千春
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眞弓 (月曜日, 25 9月 2023 10:36)
いつもありがとうございます。
医者やマッサージより、自分で調整していくのが一番効果があるのを千春先生のヨガを通して実感しております。
京子 (月曜日, 25 9月 2023 12:40)
いつも やさしいヨガありがとうございます
自分のからだへの意識大切な事わかりました
忘れずに頑張っていきます
五十嵐 恵子 (日曜日, 01 10月 2023 09:24)
ゆっくり読む時間が出来ました 返信遅くなりすみません。
火曜日 ヨガ楽しく参加させて頂いてます。
ポーズまでの途中の動きが大事と先生の言葉から納得、実感しております。
ご指導感謝しております。