こんにちは
やさしいヨガの千春です。
今日は日本で唯一の「足」の総合病院に勤務する足の専門家軍団、下北沢医院医師団によって書かれた書籍 ”新しい「足」のトリセツ” を読んで、皆さんに是非共有したいと思った重要なポイントご紹介します。
私達人間は、老いていくと色々なことが少しずづできなくなります。沢山の患者さんを診察してきた医師団がみた光景は、人生の最後、私達は次の3段の階段を降りていくそうです。
最初は骨折などをきっかけに歩けなくなる!(; ;)ホロホロ
そして自分でトイレに行くことが難しくなる。(; ;)ホロホロ
その次に自分で食べることができなくなり..死を迎える...(; ;)ホロホロ
つまり最初にできなくなるのが「歩行」だそうです。そのため、この歩行=歩くことが維持できれば、この段階を降り始めることを遅らせることができると言います。
つまり、「足」をできるだけ健康に保ち、また長く歩き続けられるようにしておくことが大切!だと言っています。
医師団は、診察を重ねる中で足の耐用年数は(何もしなくても元気なままでいられる年数)は50年だと実感するようになったそうです。皮膚や血管同様に、姿勢を保ち、体を動かす筋肉は50歳を境目に下り坂!!!足も同じです。ただ、メンテナンスを加えていくことでその勢いを止めたり緩やかにすることができます。
元気に生きる上で人生の重要な要素である「足」。足で歩く=歩行を維持するために私達が自分でできる一番の対策、 それは何だと思いますか?
それは・・・・
毎日歩き続けること
歩行機能を維持するには歩行し続けること、使わなけらば機能は退化する!と医師団は言っています。
改めて、1日一定の距離をウォーキングに費やすことはとても重要なんだと理解できました。
健康維持の為に理想は1日8000歩。ただ歩数にこだわらず快適に痛みなく歩き続けられるならどんどん歩き、痛みが出たら無理せず休みを入れましょう!と説明されています。
毎日歩く!!そして歩く力を維持する為に医師団全員が必ず勧めている最も基本的なセルフケア、それは・・・・
アキレス腱伸ばし
アキレス腱伸ばしは足の若さを保つ万能薬だと考えられ、その効用は多く、やらなきゃ損と言うくらいだそうです。外反母趾、足底筋膜炎、扁平足等から生じる足の痛み、冷え・むくみ、下肢静脈瘤等脚等の血流悪化を防止してくれるそうです。
そして、歩く早さを落とさず、元気に力強く歩き続けるためには、アキレス腱の柔軟性とともに重要なのが、脚の筋力だと述べています。その重要な筋肉は大臀筋、大内転筋、ふくらはぎの深部にあるヒラメ筋!!いつも皆さんと一緒に育てている筋肉達です。書籍では筋トレにプラスして脚のセルフメンテナンスが紹介されています。
- 後脛骨筋トレーニング(分かりやすい動画を見つけたのでリンクを下に貼り付けます)
- 足底腱膜マッサージ
- 足指ストレッチ グーチョキパー
- ヒラメ筋トレーニング(つま先立ち=ヤシの木のポーズ)
- 大臀筋トレーニング(いすのポーズ・ワイドスクワット)
- 大内転筋トレーニング(女神のポーズ=ワイドスクワット)
やさしいヨガメンバーの皆さんが、いつまでも健康でいられるように、上記の筋肉達はクラスでこれからも育てていきます。またかわいい「足」さんチェックタイムも作っていきます。皆さんも是非お互い励まし合って、いつまでも行きたい場所に行けるように、お風呂上がりのアキレス腱伸ばしを日課にし、「足」さんの健康状態を入浴時や寝る前に毎日確認してくださいね。魚の目、巻爪、タコ、外反母趾、水虫等ないか入念にチェックです。
足にトラブルがあるとそれをカバーしようと歩き方が悪くなり、歩き方が悪くなると膝が痛くなり、姿勢のバランスも崩れ、ほぼ全身にトラブルが広がります。
そうならないための習慣作りです。
最後にQ&Aのページがあり、「脚のつり」予防法や対処法が紹介されていました。脚のつりの原因と(対処法)として1:足の冷え(レッグウォーマーの使用) 2:脱水(水分補給) 3:筋肉の疲労や硬さ(アキレス腱伸ばし) 4:下肢静脈瘤(ページ数が多いので省略します) 5:ミネラル不足特にマグネシウム不足 (マグネシウムを豊富に含むひじき、ココア、ナッツ類、大豆、魚介類、チーズなどの摂取) 等の紹介がありました。
とても勉強になった書籍です。ご興味ある方は是非読んで見てください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
著者名:新しい「足」のトリセツ 著者:下北沢病院医師団 発行:日経BP
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坂井敏子 (水曜日, 07 6月 2023 18:42)
実行するのは1人でやろうとするとなかなか難しい。せめてヨガの日は休まないで行くように努力します。