臓活ー肺

こんにちは やさしいヨガの千春です。

 

 やっと秋らしい季節になり、おいしい果物が出回る季節になりましたね。

 10月は今まで学んだチャクラを復習しながら、秋の季節に属する肺を養生する臓活も取り入れていきたいと思っています。

 肺は五臓の一つですが、東洋医学における「五臓」(心・腎・脾・肺・肝)とは健全に生きるための要であり、西洋医学における臓器の概念とは異なります。たとえば腎について。西洋医学では腎臓という内臓のことですが、東洋医学では「生命力の精を蓄える場所」と考えられています。腎の働きが低下するとむくみや冷えを招き、知能にも関連するため腎が弱ると認知症になるとも言われています。また「カンにさわる」という言葉がありますよね。このカンは「癇」ですが、東洋医学では「肝」につながり、イライラしたり怒りっぽくなっているのは肝がバランスを崩しているからであると考えます。不思議ですね。

 東洋医学では人間は自然の一部とされ、五臓それぞれの働きは季節の流れと連動するとも考えられています。そして秋まっただ中のこの季節は「肺」の季節を迎えています。 

 五臓の中の1つは、呼吸を通して、からだに気を巡らせる大切な働きや、体内の水を動かす働きがあります。私は少女の頃、秋になるともの悲しくセンチメンタルな気分になり、詩を書いたしていたことを思い出します。笑 

 このセンチメンタルな気分や、「悲しみ」や「憂い」の感情を感じるのは肺による影響なんです。

 これらの気分を味わう位ならいいのですが、悲しみ過ぎたり、憂いが過ぎるのは肺の機能を低下させるので注意が必要です。また 長時間寝る、寝たっきりになるなど過剰に「寝る」という行動も肺の機能を低下させ、気の巡りを損ないます。

 肺が弱ってくると、まず呼吸器系に問題が生じます。鼻水や鼻づまり、痰が絡みやすくなったり、手足の先など末端に冷えが出たり、落ち込んだり塞ぎ込みがちになったりします。また肌が乾燥してかさつき、顔色が悪く白っぽくなります。

 

 大切な肺を守り活かすために

  • 朝起きたらまずは部屋の空気を入れ換えましょう!
  • そして新鮮な空気をたっぷり吸い込みましょう!いつもの深呼吸!
  • 空気が乾燥してきたら乾いた空気から肺を守る工夫(うがい、マスク、加湿器)をしましょう!
  • 豆腐、大根、梨、冬瓜等白い食べ物を食べ肺を潤しましょう!

  

 陽気に溢れ、植物がいきいきと成長する夏と比べ、秋はそれが実り収穫され、大気が落ち着き、枯れ葉になる季節。空気が乾燥するため肺の機能も弱りがちです。肺を意識的に養生してあげてくださいね。

 

感謝♡♡

やさしいヨガ・千春

 

参考図書:尹生花著・みんなの臓活 

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コメント: 1
  • #1

    ひさこ (水曜日, 05 10月 2022 13:59)

    秋になるとおセンチになるのは肺が影響してるなんて初めて知りました☺️
    白い食べ物も積極的に摂るよう心がけます!