腰を守る

こんばんは

千春です。

 

 先日教室で「腰が痛い」という声が聞こえてきました。確かにアンケートでも腰痛でお悩みの方が数名いらっしゃったと記憶しています。

 そこでちょこっと、厚生労働省の平成28年年国民生活基礎調査をチェックしてみました。なんと男性が訴える身体の症状のトップは腰痛、女性では1位が肩こり2位が腰痛となっていました。

 結構皆さん腰痛持ちなんですね。そういう私も昔は慢性腰痛に悩まされていました..

 

  ということで、今回はヨガのポーズで腰痛改善しましょう!と紹介したところなのですが、腰痛のうちの85%は原因の特定できない非特異的腰痛だそうです。そして腰痛と言っても原因は十人十色。また、ヨガをして腰痛になる人もいるのも事実です。

 その為今回は、腰痛の改善や予防につながる「骨盤のニュートラルポジション」について理解していきたいと思います。日々の生活の中でも、ヨガのポーズの練習中にも、この骨盤のニュートラルを意識して頂けると腰痛予防、そして腰痛改善につながるはずです。

 

姿勢のニュートラルポジション 

姿勢のニュートラルポジションとは

身体 ( 関節、筋肉、靭帯 ) への負担が最小限で

全身の運動機能や循環機能の働きが

バランス良く円滑に発揮し易い状態

一般的にニュートラルボジションの配列は

耳孔から肩峰、大転子、足踝までの配列が

ほぼ垂直線上に並んでいる身体の状態を指す

そしてこのポジションを維持するために中心的な役割を担っているのが骨盤

 

骨盤のニュートラルポジション

骨盤が前傾でも後傾でもない状態で

下記図の赤色部分ASIA「上前腸骨棘」(じょうぜんちょうこつきょく)=左右にある骨の突起している部分が左右平行になっている状態

 恥骨の位置で説明すると、骨盤前傾の場合は恥骨は床を向いており、後傾の場合は恥骨が天井を向いています。

 ニュートラルポジションは恥骨は正面を向き、尾骨は床を向いている状態で、腹圧が保てる状態です。

 山のポーズの時も、このポジションを維持できるよう、意識して練習していきましょう。

 

 

 また後屈のポーズの練習で腰を痛めないようにするために重要な事です。

胸の部分12個の胸骨は肋骨に覆われ、そもそも反らしにくい場所であること、腰の部分の5個の腰痛は反らせやすいため、意識しておかないと、腰が大きく反ってそこに大きな負担がかかってしまい、後で腰が痛いということになったりします。

 コブラのポーズや、スフィンクスのポーズ等の反らすポーズの時は、沢山反らせたい気持ちは脇に置いて

腹圧を保った状態で、腰ではなく、背骨を伸ばして胸を開くと理解しておきましょう。

 

 参考になれば幸いです。

 

参考:Lifestyle Communications  Medical & Health 株式会社ヒーリンクスジャパン  Web Page