こんにちは
チハルです。
2019年も既に半年が過ぎましたね。本当にあっという間に時間が過ぎていきます。そしていよいよ来週から7月!
7月からは世界各国のヨガ愛好者に親しまれている太陽礼拝(たいようらいはい)を練習していく予定です。
そこで今日は少し、ヨガについて学んでいきたいと思います。
ヨガの起源
皆さんは、ヨガの起源についてご存知ですか?
ヨガの起源はなんとインドの起源と同じ、今から4500年程前のインダス文明にあると考えられています。瞑想をしている人の絵が壁画に残っているそうです。遠~い昔、紀元前2千年頃から伝承されて来ているヴェーダ聖典とその聖典の最後の部分に書き加えられたウパニショッド聖典群には、ヨガについての明確な記述が発見されています。
今でこそ脳科学の発展で、ヨガの基本である瞑想のプラスの効果をMRI等で確認することができるようになりましたが、日本の弥生時代、遠いインドでは瞑想によって深く集中し、五感を制御し、悟りを開く人がいた事に驚かされます。そう言えば、お釈迦様もこのころのお生まれ。
余談ですが、現代の脳科学によって、瞑想によって海馬および前頭野における灰白質密度が増加すること、つまり感情は前向きになり、情緒も長期的に安定し、日常的な集中力も高まり、さらにさらに加齢による灰白質への影響を和らげ、認知機能の低下を抑える効果があることも明らかになっています。
ヨガの教室では瞑想時間が数分しか確保できません。・・・なので効果を実感したい方は、是非瞑想を日課にしてみてくださいね。
少し難しい話になってしまってすみません。ここで読むのを止めないで!読み進めてくださいね。ここから太陽礼拝の話に戻ります。
太陽礼拝とは?(たいようらいはい)
太陽礼拝はサンスクリット語で「スーリヤナマスカーラ」(スーリヤ=太陽、ナマスカーラ=あいさつ)、英語では「サンサルテーション」と呼ばれ、1910年頃に構成されたと考えられています。最初は一般向けの健康増進を目的とした体操のようなものから始まり、現在のような体系になった様子です。(参考:これを極めればヨガ通になれる!太陽礼拝の意味、やり方 著者岡林保憲)
日本のラジオ体操の誕生は1928年、太陽礼拝の影響を大いに受けているのではと考えています。
結構歴史の浅い太陽礼拝、この100年の間に色々な流派の先生方によって進化し、1種類のみならず数えきれない程のバリエーションが存在しています。私が学んだ伝統ヨーガ(ラージャヨーガ)の太陽礼拝、有名なアシュタンガヨガの太陽礼拝、他色々な流派の中で進化したもの、又初心者バージョン等々少しづつ違っています。
なので、他の教室で太陽礼拝教わったけど・・・違う先生では違う太陽礼拝で戸惑ったなんてこと、大いにあります。
なのでもし自分の知っている太陽礼拝と違っていても(*_*)しないでくださいね。
太陽礼拝の目的
インドで太陽とは神のひとつといわれています。その太陽にあいさつをする太陽礼拝を行うことは、自然からのエネルギーを自分の中にもらい、またそのことに感謝のお祈りを捧げるという意味を持っています。
原型を考案したのは西インドのアウンド藩王国の藩王。この藩王国の王子アッパ・パントは、4歳の時に父王より太陽礼拝を教えられ、後に本も著し、イギリス植民地からのインド独立後も、外交官として活躍しながら太陽礼拝の普及にも尽力したそうです。
アッパ・パントは、著書の中でこう語っています。
” スーリヤナマスカーラを意識的に、正しく行うことができれば、体のエネルギーの中心を活性化することができる。(中略)
あなたは創造の調和や喜び、そして美しさを感じることができるだろう。「自我」と、「他人」という相違から生まれてくる混乱や衝突は打ち消され、純粋な愛、思いやり、慈悲の気持ちが内側に芽生えてくる。スーリナマスカーラは、この「ワンネス(自他の融合、ひとつであること)」への意識へとあなたを導くだろう。”
もっと簡単に言うと
太陽礼拝は全身を動かす為、
体内の血液循環が良くなり、体のむくみがすっきりする。
代謝がアップし脂肪が燃焼するのを助ける。
そしてくまなく伸ばすので柔軟性がアップする。
等、さまざまな効果があると言われています。
1ヶ月後、3ヶ月後、今とは見違えるほどバージョンアップした自分をイメージしながら楽しんでいきましょう。(笑)
とは言っても、太陽礼拝、安全に行おうと思うと意外と難しいポーズが多く含まれています。
その為、この数ヶ月の間に、太陽礼拝に含まれるポーズを単体で練習もしてきました。
太陽礼拝を練習する時も、自分のカラダと対話しながら、無理せず、ゆったりと呼吸を味わい、のんびりチャレンジ頂ければ幸いです。